メッセージ一覧

1986年卒 
歯学部歯学科 
天願 俊泉先生
からのメッセージ

この度は、つつがなくご退職の運びとなられたとのこと。大変おめでとうございます。お疲れ様でした。先生の事ですので、“疲れ”とは程遠く、今でも活気にあふれ、お元気で、まだまだ働いていたいのでは無いかと拝察致しております。
学回生は、年月に入学しました。医歯合同の八王子一泊旅行で、講師成りたての先生が勢いよく出発前のバスに乗り込んできた事を覚えております。最近の教養部の先生の紹介欄で『研究者というより実践家』とありますが、軟式デニスで熱く年間『実践』して頂きました。先生の説く『健康で幸福で平和な生活』を目指しましたが、今の小生は体重増加に任せて『不健康』となり、長男とテニスを楽しめていたのが、高校生の息子のスピードにはついて行けず情けない思いをしています。
教養部では晴天はコート、雨天は体育館に入り浸り、狭い館内で乱打をさせてもらいました。館内教官室ではウインブルドンテニス大会のボルグ対マッケンローの白熱した対戦を先生の解説付きで観戦し、試合の見方や考え方を学ばせてもらいました。お陰様で先生とのゲーム形式の練習が充実しつつも、先生の練習に裏打ちされた技術や経験を伴った戦略、安定した試合運びに加えその機敏さには唖然とし、先生のハイレベルなプレイを目の当たりにしたわれわれは、レベルの高い練習ができたと思います。時折、しゃべり方も行動もそっくりな軟式テニス選手の双子の弟さんにも共に鍛えてもらえました。その結果、全日本歯科大学総合学生大会、東日本医科学生総合大会などの全国大会、関東医歯薬大会、関東歯科大会、六大学大会、慶応大学医学部定期戦、学連などで好成績を収められました。学部年生時には、全日本歯科大学総合学生大会の主幹校となり、先生のご助言・ご指導を仰ぎながら、同期の窪田正宏君を部門長(会議担当)、主将の稲井紀通君を実務担当としながら部員の協力の下、貴重な経験が得られました。また、先生は関西弁丸出しで(確か兵庫県西宮市出身で甲子園球場が近かった?と覚えています)、周りにも関西人が多く、自然に “水野先生”と呼ぶのでは無く“水野さん”と呼べる雰囲気になりました。水野先生は、「先生」でもあり、魅力的な「先輩」でもありました。先生と出会え、テニスが行え、酒を楽しめた、掛け替えのない学生生活を送れた事を感謝致します。改めてどうも有難うございました。

きっと、体力がまだまだ余っている水野先生だと思いますが、その頭脳のキレと優しいお人柄で、今後も各方面でご活躍されることを祈っております。

1988年卒 
医学部医学科 
出江洋介先生
からのメッセージ

水野哲也先生、御退官そして特任教授就任おめでとうございます。
水野先生と初めてお会いしたのは、新入生のクラブ勧誘の日でした。自転車に乗ってこちらに向かってくる先生を、望月さんから、「あの方がコーチの水野先生だよ。」と紹介されました。先生が自転車を止めて、満面の笑顔で挨拶してくださった時に、とても晴れやかな気持ちになったことを思い出します。
水野先生からは、コーチングがいかに大切かということを教わりました。様々な技術的課題の解決のためのイメージを言語化して伝えていただくことで、一つ一つ課題が克服されるという体験をしました。これは魔法にかかったようでもあり本当に楽しい体験でした。コンディショニングの重要性も初めて意識したように思います。
私が入学した当初、先輩方と試合をしても全く歯が立ちませんでした。それでも、4年後に、ある大会で河北君と組んで優勝することができたのは、すべて水野先生の指導のおかげだと思います。準決勝は、天願さん・川村さんのペアで、決勝は、現顧問の宮崎教授と稲井さんのペアでしたが、すばらしい対戦相手に恵まれたことで自分の力以上のものが出たようにも思い、今でもその時の事を思い出すと、感謝の気持ちがこみ上げてきて胸が熱くなります。
この時の体験が、私の人生に与えたインパクトは大変大きなものでした。まさに身をもって、コーチングの重要性を体験したということです。大学を卒業して30年以上立ちますが、研修医がもし思った通りにできなかったとしても、自分も含めた回りの指導医のコーチングが悪いのではないかと、いつも反省することができたのは、この時の体験があったからだと思います。
ソフトテニスを通して医科歯科大学で水野先生、そして多くの方々に出会えて成長させていただいたことに感謝申し上げます。またこのような機会を作っていただいたソフトテニス部の現執行部の皆様にも心より感謝申し上げたいと思います。

2011年卒 
医学部保健衛生学科検査技術 
山田 和輝先生
からのメッセージ

水野先生、長い間本当にお疲れ様でした。
水野先生との思い出で一番強く思い出すのは鹿島神宮への初詣です。
その前年の年末から私のメンタルが辛い時期があり、当時キャプテンの任期が終わった川畑さんと先生で飲みにつれていって頂いたときに初詣の話になりました。(正直なぜ私が飲みに連れていってもらえたのかよく思い出せません。メンタルが辛い状況を川畑さん経由で水野先生に伝わった?それとも自分から話した?)
川畑さんのキャプテン時代の苦労やいろんな話を一通り聞いた後、「じゃあ今から山田の時間やな」と言われ、辛くなった原因を最初から最後までずっと聞いて頂きました。最後に今はあまり家にいたくないと話したとき、じゃあ初詣一緒に行くかと誘っていただいたのでした。
正直最初はノリや勢いで行きますと言ってしまった部分はあったかもしれませんが、そう言ってしまうような雰囲気作りや言葉遣いは水野先生らしかったかなと今では思います。
結論から申し上げますと、ノリや勢いで行きますと言いましたが、一緒に初詣に行かせてもらったのはとても良かったです。最初は緊張もありましたが、先生と奥さんと3人で鹿島神宮までゆっくり電車にのって行ったのはすごく心休まる一日でした。あの時鹿島神宮でお願いしたことは何一つ叶いませんでしたが(笑)、何を願ったのかはっきりと今でも思い出せるくらい、自分の中では鮮明に覚えています。本当にあの時期あの一日でかなり救われました。ありがとうございます。
水野先生のやわらかな雰囲気は自分も身に着けたいとは思っていますが、なかなか人は変われませんね笑
これからはお身体を大切にしつつ、ご家族と充実した日々をお過ごしください。
絶対どこかでテニスしましょう!!

2011年卒 
医学部医学科 
松田 祐治先生
(東京医科歯科大学院医歯学総合研究科循環制御内科学分野大学院生,Padova大学心臓胸部血管科心臓インターベンション部インターベンショナルフェロー)
からのメッセージ

水野哲也教授
ご無沙汰しております。筆不精のご無礼お許しください。コロナウイルスの流行によって生活ががらりと変わってしまいましたが、先生におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。今回、ご退官されるとの話を聞き、稚拙ですが一筆書かせていただきました。
私と水野教授との出会いは私が大学1年生で水野先生がまだ准教授だったころだと記憶しています。現在でこそソフトテニステニス部は医科歯科リーグ1部で活躍できる輝かしい成績を誇っていますが、当時の部活は弱体化しており勝利から遠のいて、部活の再起をかけて挑む、そんな時代に私は在籍し部長も経験しました。そんな中、幸いにも水野先生の出会いによってソフトテニスというスポーツに対する概念を一新していただき、その教育の根底にある、ソフトテニスだけに限らない、心・技・体の強化、セルフマネジメントの重要性の教えはとても魅力的でした。その後の練習や講義などで幾度となく教えていただいた貢献の大切さは今でもよく覚えています。また、ソフトテニス以外にもご自宅や教授室に何度か招いていただいて様々なお話したのはいい思い出です。水野先生からは本当にたくさんのやる気、元気をいただいたように思います。社会人になり、家庭を構え、責任を持つようになった今、あの当時の水野先生とのやりとりは自分にとって貴重な財産になっています。現在、循環器内科として勤務していますが、特に今は構造的心疾患に対する新しい経カテーテル的治療の手技習得・研究を行っています。コロナ禍での状況を考慮し、その時代の求めるものに添い遂げつつも、学んでいる分野の疾患で困っている患者さんたちをできるだけ多く救えるように研鑽を積み、できるだけ多くの人に治療の恩恵が行きわたるよう日々精進しています。
最後に、長年のご勤務お疲れ様でした。ご退官後も水野先生のますますのご活躍を祈念いたします。お体に気を付けていつまでもお元気でいらしてください。
落ち葉散るイタリア、パドバから

2014年度入学 
ソフトテニス部元主将 
伊佐津 貴之
からのメッセージ

水野先生、ご退職おめでとうございます。
また、長きにわたるご研究、教養部でのお仕事、そして教育、本当にお疲れ様でした。
自分が水野先生と出会ったのは1年生の時に参加した試打会の時でした。ソフトテニス日本代表コーチの先生が体育の授業を持たれているという情報は試打会前からお聞きしていました。そのような前情報しかない中、サングラスをかけてテニスコートに登場された水野先生に最初は畏怖の念を抱いた記憶があります。ただ実際にお話させてもらうととても優しい先生で、それからは何としても先生に教わりたいという思いで、授業の時はいつも後ろをくっついていました。
他の生徒が休み時間中バトミントンなど色々な競技をやっている中、体育館で乱打の相手をしてくださったことは今でも鮮明に覚えています。
初めて参加させていただいた熊田道場から帰ってきてから、自分は突然一年生ながらキャプテンになりました。中々思うような結果が出ずチームは負け続きでその度に、先生の前で悔し涙を流してしまいました。そんな時、先生はいつも前向きになれるような言葉をかけてくださいました。一時は4部リーグまで落ちてしまいましたが、先生のご指導のおかげで最後は1部リーグ優勝まで登り詰めることができました。1部リーグを優勝してみんなで先生を胴上げした時、生まれて初めて嬉し涙を流すことができました。入学当初に憧れていた1部優勝、オールデンタル優勝という目標を、先生のおかげで達成することができました。
先生と過ごさせていただいた大学生活は一生の宝です。先生とお会いすることができて本当によかったです。生意気で世間知らずの自分に真摯に向き合ってくださりありがとうございました。
今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。

2015年度入学 
ソフトテニス部元主将 
牛田 雄太
からのメッセージ

水野 哲也 先生
この度は御退官おめでとうございます。
学年を代表して医学科6年牛田雄太が書かせていただきます。
私たちの学年は入学当初から全員で、大変お世話になりました。私たちは14人と人数も多く、大変個性豊かな人が集まってしまったので手のかかる学年であったと思います。様々なことで先生にはお世話になりましたが、中でも1年生の6月に始めた学年全員での朝練や夏の教養合宿はすでに5年前の出来事となりながら、今も鮮明に光景が蘇ります。また私自身がキャプテンをする際には様々なご相談に乗っていただき大変お世話になりました。
そして先生には私たちのテニスだけではなく、「人生のコーチ」をしていただきました。お忙しい中、テニスコートにきて様子を見てくださりました。そのようにして私たちから気軽に相談する機会を作ってくださり、先生からも話しかけてくださりました。テニスだけでなく、普段の生活や時には恋愛面まで幅広くご相談に乗っていただき、私たちを「コーチ」してくださりました。
このようにして目標に向かう私たちを先生が支えながら共に駆け抜けてくださった日々は、私たちの中に刻まれております。先生の「コーチ」があり、私たちはこの大学生活でかけがえのない体験・経験をし、成長することができました。本当にお世話になりました。

2016年度入学 
ソフトテニス部元主将  
松岡 将太郎
からのメッセージ

水野先生、ご退官おめでとうございます。
水野先生はソフトテニス部に積極的に関わっていただき、私個人としても大変お世話になりました。日頃の部活の練習ではもちろん、1年生の時には朝早くから練習に付き合って指導して頂きました。自分だけでなく、これまでの先輩方に対しても朝練で指導下さっていて、大学での仕事がお忙しいなかでこんなにも学生に付き合って下さるのは大変ありがたいことだと感じていました。
私が主将をやっているときにはどんな部活にしたいのか、そのためにどんなことをしていくのかなどを問うて下さり私を導いてくださいました。そういった時には先生は決して最初から先生の考えを伝えるのではなく、まず自分が何をしたいと思っているのかを問われました。そしてこちらの想いが強いものであると、先生も自分のことのように本当に真摯に向き合って下さいました。自分が主将として1部優勝をしたいと話した際には、何度も練習試合を見にいらしてアドバイスをしていただいたり、あの篠原小林ペアで有名な篠原先生を冬合宿に呼んでくださったりと、部活の顧問等ではないとはとても思えないほど一緒になって手伝ってくださいました。本当にありがとうございました。
昨年、男子ソフトテニス部は1部優勝を果たすことができましたが、水野先生のこれまでのお力添えが大きかったことは言うまでもありません。私の代だけでなく、いつの時も正しい方に導いてくださったおかげで、ソフトテニスの技術、試合の考え方などはもちろんのこと、競技そのものとの向き合い方や部員との接し方に至るまでさまざまな所に水野先生の影響が根付いています。そしたそれらが昨年のような結果として表れたのだと思います。
これまで長い間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

2017年度入学 
ソフトテニス部元主将 
柳原 大樹
からのメッセージ

水野先生、御退職おめでとうございます。
水野先生はいつも私たちの質問や疑問に真摯に、私たち自身が気づきを得られるように答えてくださいました。テニスはもちろんのこと、リーダーとしての在り方や生きる意味など本当に多くのことを学ばせていただきました。私がチームの目標を急に変えたときも全面的に協力してくださいました。水野先生がいらっしゃったからこそ、部員全員が一部優勝という目標にワクワクし、頑張れたのだと思っています。私がキャプテンで試合に負けてふてくされてしまっていた時に叱ってくださったのも水野先生でした。部活は大学生活中だけでなく、卒業してからも部活での経験がこれからの人生にも活きると教えてくださり、それは私の部活へのモチベーションの大きな支えとなっています。今の自分があるのは水野先生のおかげだと思います。本当にありがとうございました。
水野先生が御退職なさり、今は特任教授としていらっしゃいますが、それも永遠ではありません。御退職の話を聞き、自分がどれだけ水野先生に頼っていたかがわかりました。水野先生がいらっしゃったときは練習の質が上がり、練習が締まります。そんな水野先生の代わりになれるように、水野先生から自立できるようにこれからも頑張っていきたいと思っています。
長い間本当にお疲れさまでした。新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。

2018年度入学 
ソフトテニス部主将 
松本 侑也
からのメッセージ

水野 哲也 先生
この度はご退官おめでとうございます。第三学年を代表してご挨拶をさせていただきます。学年一同、水野先生には一年生の頃から大変お世話になりました。フィットネス・マネージメントの授業や部活動の練習でご指導くださったのみならず、早朝の自主練にまでお付き合いしていただきました。練習中、自分の課題や目標をお伝えすると、いつも適切なアドバイスで手助けをしていただきました。先生のアドバイスは時に禅問答のように哲学的で悩まされることもありましたが、悩み抜いたその先に自然と目指す目標があるような、自分たちの道標となるものでした。
私個人の話にはなりますが、先生にはキャプテンとしての相談にも乗っていただきました。自分一人では行き詰まっていたことでも、先生とお話しすると見失っていた大事なものを思い出すことができました。また、決して先生はご自身の意見や方法論を押し付けるようなことはなさらず、私が本当にやりたいことを引き出してくださいました。このような先生の”コーチ”としてのお姿を、ソフトテニスのみならず、全ての物事に対する模範として深く尊敬しております。
今までの3年間を振り返って、まさか、ここまで自分たちがソフトテニスという競技に真剣に向き合うことになるとは思ってもみませんでした。先生や先生が指導してこられた素晴らしい先輩方がいらっしゃったからこそ、ここまでやってくることができたのだと思います。本当にお世話になりました。
改めまして、学年一同より先生のご退官を心からお祝い申し上げます。今までのご厚誼に厚く御礼申し上げるとともに、今後のご活躍とご健勝をお祈りしております。


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